○『小一の壁』ということばを知っていますか?
お子様の小学校入学を機に、おもに共働き家庭が直面する”仕事と子育ての両立”を困難に感じる社会的な状況を『小一の壁』といいます。
保育園では延長保育があるところも多く、保育園のお預かり時間と小学校の登校時間および学童保育の閉所時間の違いなどが主な要因に挙げられます。
小学校からの公立学童クラブ(留守家庭児童学級)は18:30で終わり、勤務先からの移動を考えると定時退社でもお迎えが間に合わないケースも出てくるのです。
保育園の時より預かり時間が短いため、お仕事の勤務時間の調整や家で子ども一人に留守番をさせることが必要となってきます。
日々このような状況が続くと、親にとって精神的にも、肉体的にも負担となっています。
さらに、宿題や翌日の持ち物の準備など日常的に親のサポートが欠かせない場面も増え、仕事から帰宅した後も親の負担が大きいことがありますよね。
小学校に入学して子どもが急にしっかりとしていくわけではないので、保護者は安全面でも精神面でも心配がつきないのではないかと思います。
小学生は幼児期から学童期と移り、さらに思春期へと移行する時期です。知的能力が飛躍的に発達し、自律的な自我意識をもつ人格が形成されるようになっていきます。
発達過程にいる学童期は幼児期同様、周囲の大人のサポートや導きがとても重要です。
○『小1の壁』に直面した共働き世帯の実情
子どもの小学校入学に伴い、保護者は働き方の見直しを迫られることが多いのが現状です。
2023年に実施された放課後NPOアフタースクールの「小1の壁に関するWEBアンケート調査」によると、子どもの小学校入学を機に働き方の見直しを検討した保護者は50.7%。そのうち12.4%が正社員から別の就労形態に、27.4%が職場を変えずに時短勤務に変更しています。


※小学校1年生〜6年生の子どもがいる働く女性(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)1000人が回答
出典:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール 「小1の壁」に関するWEBアンケート調査結果
理由としては「育児と仕事のバランスをとりたい」や「子どもの生活リズムに合わせたい」などが挙げられ、柔軟な働き方を求める声が少なくありません。
また、「家計のために働く」と答えた保護者が87.8%に上り、『小1の壁』によって仕事と育児の両立に悩みながらも、必要性から働き続けている実態が明らかになっています。
小学校入学とともに考えなければいけない仕事と子育ての両立の対応。
次回part②では『小一の壁』が親子に他にどんなことが悩ませることがあるのか?!
ポイントを交えて、お伝えいたします。
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